ピラティス | ![]() |
ピラティスとは、ドイツ人看護師のジョセフ・H・ピラティス氏が、第一次大戦で負傷した兵士のリハビリのために開発したエクササイズです。 体の深層部にあるインナーマッスルを強化し、体全体のバランスを整えることで、背筋が伸びた美しい姿勢、しなやかで自由自在に動く肉体など、理想的な体と健康に導いてくれます。
ピラティスとは、ヨガと混同されやすいですが、明確な違いがあります。
ピラティスの起源はリハビリ
ピラティスは、「リハビリ」として生まれているので、身体に負担をかけすぎず、強くしなやかな筋肉をつけることを目的としています。そのため、リハビリとの相性も抜群です。正しい姿勢へと導くことで、怪我をしにくい体づくりにも役に立ちます。エクササイズ中の呼吸は胸式呼吸を行い、交感神経を優位にして心と体を活性化させていきます。
ヨガの起源は瞑想
ヨガは、アーサナと呼ばれるポーズを取り、呼吸法と瞑想で心身を結び付けて、最も安定した状態を作ることを目的としています。そのため、ヨガでは精神面も意識して行われています。ヨガの呼吸は基本的に腹式呼吸が行われ、副交感神経を活性化させ、自律神経も整えていきます。精神的なリラックス効果も期待できます。
身体の不調の本質的な原因
痛みを感じる原因
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姿勢の取り方、身体の動かし方などの日常生活の習慣が原因となります。その原因を見つけ出し改善する、もしくは身体のケアを行うことが体の不調を改善する近道になるでしょう。
ピラティスで自分自身の体をコントロールする |
身体の不調の本質的な原因となる日常生活の中に潜む習慣を改善することが「ピラティス」では可能です。
ジョゼフ氏が作った造語に「コントロロジー」という言葉があります。簡単に言えば、「自分自身の身体をしっかりとコントロールできないから病気や障害が出るのだろう」という考え方です。
ピラティスは、単純なストレッチや筋トレではありません。
「自分の身体の状態に気づき、効率的な姿勢、身体の動かし方を身に付けます。」
大人になるにつれて、生活習慣、運動習慣によって徐々に偏った状態で癖がついてしまいます。この癖は無意識に行なわれるものなので、ピラティスでは、エクササイズを行う中で身体の状態(左右の差や姿勢、動きの癖)に気づき、まず理解していきます。
ピラティスで効率的な身体の使い方を知る |

